狂牛病の発生は人類への警告ではないでしょうか。
しかし畜産を憂えるのならば、畜産業の人の転身を助成する制度を作る事が良策ではないでしょうか。
家畜についてもそうです。 現在飼育されている牛を耕耘機の代わりの使役牛にする。或いは、耕耘牛として政府が買い取り、発展途上国にお金の代わりの援助として送る。そんな転身をはかれないものでしょうか。
豚にも食べられる以外にも、何か仕事があるのではないでしょうか？
狂牛病に代表される人間の作り出した病気の疑いで処分と云う名の死を迎える家畜を、供養してやっている寺社はあるのでしょうか。せめて苦痛を最小限にして死なせてやっているのでしょうか・・・。
私自身、貝を水槽で増やしていて、気付いたのが、需要が突然とまっては、養殖、畜産と云うものはサイクルが出来てしまっているので、途方に暮れると云う事。食用とされる動物を憂える気持ちとともに、突然、畜産が全て廃止となってはこれもまた社会が困ってしまうのが現実です。 食産業にかかわる人の生活も、同じ種族の仲間として気になりますし。サイクルが出来るのは簡単ですが、なくなるのは大変です。
日本のイルカ漁やくじら漁が欧米から叩かれていますが、 彼らは肉を食べますがくじらを食べません。 日本人は肉も食べれば鯨も食べるとなると、 欧米人にとっては、納得がいかないのではないでしょうか？
私自身、魚を亀の餌として備蓄するように、つまり魚を常に見る暮らしになって しまったら、魚に見慣れて食べにくくなってしまったのですよ。その事ではじめて、お頭つきの魚を今迄なんとも思わずに見ていたのが哀れに見えるようになり、そして欧米人のイルカ鯨保護のあの執着を、理解出来るようになりました。それまでは、他文化への理解のなさに憤る事こそあれ理解不能でした。
しかしそんな彼らも、亀スープは食べていると耳にします。（アジアでも）生きたまま煮ていないだろうな・・・。確かめる事もこわいけど、消せない疑問が私の中で渦巻いています。亀を飼いはじめて暫くして、夢をみました。たくさんの亀が鍋に入れられて、私に助けを求めているのです。亀ってかわいいな、そう思いだしていた私に亀が送ったテレパシーかもしれません。亀ってキュウってなくんですよ。学者ではないので飼い主としての生活から感じた推測ですが、どうも仲間に助けを呼ぶ時にもキュウとなくようです。參太（マイッタと云ううちの亀）が座敷を歩いている時に、私（人間に）捕獲されたくない（誤解なのですが）と早足で逃げだした時に、キュウ、キュウと泣きながら逃げた姿は、亀の本能が仲間（実際にはカブ一匹しかいないのですが）に「助けて」とサインを送っている、あるいは「人間がいるよ、来ちゃだめだよ」と仲間を助けようとしている姿に見えました。
亀って実は敏感で、イルカみたいにテレパシーで呼び合う頭のいい動物だってイルカバッシングをする人達に教えてあげたら、彼らは欧米人も亀を食べる事をどう思うのでしょうかね。
尚、私自身うちの亀の為にすまないながらも生き餌をあげています。とやかくいえたものではありません。しかし餌用に買っても、毎回何匹かは生かしてやりたく、そんなこんなで四十匹程の生き残りを現在飼っています。
水草に付いてきた貝がうちのこは大好きで、増やしていますが大きく育つと可愛くてやれなくなるんですよ・・・。餌は乾燥みじんこが一番です（一応動物です・・・）科学合成の餌だと貝の体が白っぽくなって、どうも栄養がよすぎて脂肪がつくようです。そういう貝は亀もカブなどはまずいよって吐き出す事もあるんですね。なので自然の餌。餌って大事なんだなってここでも学んだりして。とはいえベジタリアンを志向する私にこの矛盾。
そんな私のする事ですから、気楽に一緒にどうですか。